相貌失認のはなし
軽い(何をもって軽いというのが分かりませんが)相貌失認があります。
人の顔が覚えられません。
半年ぐらい毎日会えばなんとなく分かるようになりますが、3回くらいだとまだ認識できません。
■どうやって人を判断しているか
髪型と服装(アクセサリー等)と雰囲気で判断してます。
なので、髪型と服装が変化すると途端に分からなくなります。
あとはいつも元気いっぱい!な人がテンション低めだったりすると(雰囲気が変わってしまうと)「あれ?この人で合ってるっけ?」と自信なくなります。
■サラリーマンの見分け方が難しい
特に苦手なのは中年の男性。『サラリーマン』の人は特に分からないです。というのも、みんな同じような髪型でみんな同じような服装をしているから。
仕事だと、取引先の人とかたいてい『サラリーマン』なので本当に難しいです。
だいたいアポとって会うので、誰と会うか事前に分かってからまだなんとかなりますが、そこに想定外の人が現れたりすると「誰?!」ってなってしまう。
「あれ?この人はじめて会う人かな?名刺渡してご挨拶しないといけないやつ?」とおろおろ。他の人との会話内容から頑張って推測しますが、脳みそフル回転になるので非常に疲れます…。
■状況が違うと分からなくなる
覚えてきたかな?と思っていても、会う状況が違うと途端に分からなくなります。
会議室でしか会ってなかった人に、廊下やエントランスで会った時とか。会社の外(道端とか駅とか)で会っても分かる気がしません。
あとは打ち合わせで互いに着席している状態だと分かるけど、向こうがデスクに座っているところにこっちが立ってる状態で話しかけたりすると、目線の位置が違うせいか「あれ?この人だっけ?」となってしまいます。
人の顔覚えられなさすぎて、会社の人には既に「顔を覚えられない」キャラとして認識されてます。自分でも「や〜、ほんと人の顔覚えられないんですよww」と言っちゃってます。その方が気が楽です。
■ドラマや映画の登場人物がわからない
ドラマや映画をみていて、登場人物の把握が出来なくて話が分からなくなってしまう事がしばしばあります。
場面が転換して、物語中の時間が翌日になって違う服を着てたりするともう混乱します。服装がキャラクター毎に特徴的だとまだ分かるんですが…。
その点で、アニメや戦隊モノはキャラクターの判別が容易なので見やすいですね。
■道も見た目が変わると分からない
相貌失認と関係あるのか分からないけど、道も見た目が変わると「あれっ?」となります。
道を道順で覚えてなくて、「この看板が見えたら右に曲がる」みたいに覚えているので、その看板が無くなると曲がる場所が分からなくなってしまいがちです。